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Podcast 薄紅梅 編

Podcast 薄紅梅 編

2021/1/2 薄紅梅編を下記のPodcast編にて録音しています。その答え合わせの

「薄紅梅」の色は上記の画像を参照下さい。とても綺麗なPinkですね。

注:画像モニターによって、色の見え方は異なります。

Anchor Podcast 「薄紅梅 編」

https://anchor.fm/mao.archaichic/episodes/ep-eoeh50

どうでしょうか?イメージ通りの色だったでしょうか?

 

今回、「薄紅梅」の色名を使ってお伝えした「イメージ」違いですが、これは10年前?

いえ、もっと以前からあったお話しです。デジタルとアナログ、リアルと紙媒体掲載商品との

違いでよく起こっていた事例でもあります。当時から、お客様に回答頂いていた、返品率の

高い製品に対する回答が「イメージ」違いです。このイメージ違い、本当にくせものです(苦笑)

 

昨今では、使い手の方々に向けたイメージ違い解消サービスとして、ご自身に似た

モデルさんに着用していただき、イメージに近い丈感の確認で、コーデイメージを

希望される事から、そうしたアプリや一般モデル活用など、多様なビジネスが出て

きています。ただ、間違ってほしくないのは、どれだけ技術が発展しても、VRという

仮想空間が進化し、ご自身のイメージに近い着用体験が可能であったとしても、

実際の着心地、サイズ感等のイメージ違いはおこります。

 

なぜなら?

 

過去の体験、又、体形は個々に異なるため、理想と現実とのギャップは、常に人の

頭の中には存在しているからです。また、他者が創り出した画像では、個々の理想に

フォーカスして、夢物語で魅了しない限り、こうしたイメージ違いは必ず起こります。

ラグジュアリーブランドのコレクションラインが当然のように高額であっても、似合って

いるはず?もしくは、合っていない丈感でも気にしない。そんな憧れのブランドを纏う

夢をみて、購入していた時代と同じです。また、そうした夢物語はVRの世界に近いです。

ただし、VRの世界は直接肌に触れない旅行体験や、映画鑑賞、遠方の場所との中継役には

適していますが、度を超して開発していくと、人はまったく外にでない、動かない状態に

なっていきますので、使い方を間違わないで欲しいと願うばかりです。

 

また、仮想空間やオンラインのみに移行していくと、今回のコロナの一件のように、リアルで

立ち寄って頂かないと難しい場所、又、来ていただくために開かれた場所でお仕事をされていた

方々に負荷がかかる状況へと移行していきます。そうした事からも、商いやビジネスでも、

勝ち組と負け組、格差が広がっていきます。また、サービス系のビジネスだけが先行し、

実際に昔ながらの時間と手間暇かけて創り上げてきたモノづくりの現場や、大手企業を

根っこで支えてきた小さな事業者は、大手企業のような広告宣伝や、販促を行える余力が

ないため、投打されていく可能性も高まっていきます。

 

そうした事が続き、次世代を担う若年層の方々が、架空の世界に没頭していくと、他者との

対面や会話もおっくうとなり、夢物語に没頭していきます。また、人との触れ合いの中で、

現実を観ながら理想とのギャップを乗り越えていく強さ=レジリエンス能力を育む事が

難しくなっていきます。決して、オンライン技術やVR技術を否定しているのではなく、

そうした技術の使い方について、問いかけていると思って下さいね。

 

事例でお伝えすると、10年前、ある通販媒体に掲載するワンピースについて、クライアントの

品管(品質管理)から伝えられたのは、ワンピースを着用した時の胸元の見え方が、実際に着用

した時と異なるクレームへの懸念と注意でした。そうした懸念から、画像の下に記載する、モデル

着用時のサイズ表示を変える事、また、モデル着用時の胸元の開き加減は、個々の体系によって

異なる旨を記載して欲しいとの事でした。

 

これまで、色々な場所で媒体掲載による衣料品は何度も創ってきました。また、似たような

ワンピースのデザインも創ってきましたが、ここまでモデル着用時の胸元の開き具合や、

見え方に神経を尖らせたのは初めでした。本来、人の体系は個々に異なり、バストポイント

位置も異なるのは当然である事から、そうした事は記載せずとも判るはず。という思考が

働いていました。特に、襟ぐりの開き具合は、ワンピースのデザインであるショルダーヒモで

調節すれば、いくらでも開き加減が変わる記載について、詳細に指示された事にびっくり

した経験があります。また、そうしたクレームが多発した事がなかった時代(紙媒体での定番

品外での購入者数が少ない時代)を過ごしてきたので、顧客=使い手の方の理想と現実との

ギャップ=「イメージ」違い=他者との体系違いに対する認知不足に、少し驚いた記憶があります。

 

これもまた、専門職による「認知バイヤス」なのかもしれません。

 

定番品だけでなく、多様なデザインアイテムが、お洒落なデザインで掲載され、購入できる。

となると、こうしたクレームが多発してしまったようです。ですが、昨今では、昔ほど凝った

デザインでなくても、こうしたイメージ違いが多く、補うツールも増えています。多分、

イメージを共有する場所がなくなって来ているからかもしれません。そして、現在、コロナ下

という事もあり、以前から環境負荷を抑える取組もあった事から、これまで以上にオンライン

での着用体験サービスも開発され、衣料品のレンタルサービスや、古着の個人間売買など、

イメージ違いによる返品率を下げるサービス、イメージ違いについて、個々が購入時に

責任を持って頂くサービスも増えてきていますね。

 

こうした事例のような「イメージ」違いを出来るだけ少なくしていくには、「薄紅梅」

のように、文字だけではない、歴史の振り返りや色名に意味付けされた製作プロセスを

紐解きながら、10年前のアパレルのトレンドや、経済動向も振り返りながら改善して

行く事で、これから必要となってくる本物の顧客目線も、見えてくるかもしれません。

 

10年前の、2010年のトレンドでは、ファストファッションの台頭が顕著となり、内中消費が

増加した時代です。また、その当時から環境に配慮した製品開発は伝えられていたのですが、

実際は、売上を上げる事、どれだけ安価であっても、お洒落なデザインで有名モデルさんが

着用したアイテムが体験できる。また、いくらでも安価に購入できる価格帯。そんな流れが

止まる事はありませんでした。そうした消費行動が環境に影響する事や、安価な製品を作って

いる国や地域で、労働問題や環境汚染が起こっている事も知る事もなく、また、伝える事も

良しとしない時代でした。

 

前回に引き続き、「イメージ」違いに拘って、お話しをさせて頂いている理由はそこにあります。

もし?皆さまが、理想の自分になれるツールやアイテムを探しているのなら、それは、オン・オフ

ラインどちらを活用したとしても、作り手と使い手との対話によるイメージ共有と、対話=体験=

継続=ファンになって頂く事以外、叶う事はないのでは?と思えてきます。

 

また、イメージ違いは、必ず起こる事、個々がイメージする空想の世界は、異なっているのが

当然であり、「こうあるべき」という認知バイアスを取り除く対話を行わない限り、イメージの

共有、コミュニケーション力の向上、地域コミュニティの発展はないのでは?そんな気がします。

 

古き良き時代のように、隣の方からお子様が駄菓子をいただいても、懸念の表情を見せるのでは

なく、お礼の言葉と笑顔で対話する。また、公園で見守り、時には自分のお子様と同じように

叱っていただける。そんな対話と共感=イメージの共有を行えていた時代には、地域産業を担う

方々が集い、繋がり逢っていた事から、安心した日常があった。そんな気がします。

 

10年前のトレンドを振り返りながらデザインしていく立場として、2008年、2009年の経済動向も

踏まえながら、モノづくりの本質を探究してみたいと思います。Podcastでお伝えしたような地域

産業を支えている方々、作り手を陰ながら支えて下さる方々と一緒に。

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