「指定外繊維」=「指定できないあやしげな繊維?」

 

繊維の名称は、指定された指定用語以外は、

「指定外繊維」と、これまでは表示されてきました。

 

皆さまは、こうした「指定外繊維」の意味と、

その名称の代名詞である、「リヨセル(テンセル)」を

ご存知でしょうか?

 

1988年に英国のCourtaulds社が開発し、

テンセルの商標で販売されたファブリックです。

ユーカリ木材パルプを原料にしていることから、

生分解性の素材であり、土中で分解する性質を持つ

「環境に優しい繊維」です。

 

風合いはソフトでシルキータッチで、

縮みにくく、吸湿性、吸汗性、速乾性に

優れた素材です。

 

ドレープ性にも優れていて、Naturalな

質感の中に、エレガントな表面が心地良く、

よく、得意先様にご提案させて頂いておりました。

 

そんな価値の高いファブリックですから、

業界では、この素材なら

「コスト高になっても仕方ないか~」っという

交渉が成立していたほどです。

 

が。。。

 

ここ最近は、店頭での販売・購入機会が

少なくなっていたコトが原因なのか。。。。

「指定外繊維」=「指定できないあやしげな繊維?」

という認識が、消費者の方々にはあったそうです。

 

そうした経緯もあり、「指定外繊維」ではなく、

「再生繊維」表示の改正案にも繋がったと、

お聞きしました。

 

こうした、消費者と生産者とのギャップ。。。

価値ある商品についての説明不足。。。

 

繊維業界以外の商品開発にもあるのかもしれませんね。